長野県の中山道歩き人気5コースを紹介します。
中山道69の宿場町のうち、3分の1以上の25宿は長野県。そんな中山道のハイライトとも言える長野の中でも特に人気のウォーキングコースです。
奈良井宿発着のコースも2つあるので、ぜひお楽しみください。
京都よりのコースから紹介していきます。
コース1:馬籠宿〜妻籠宿(馬籠峠) (レベル)




コース2:妻籠宿〜野尻宿 (レベル)




妻籠宿から野尻宿まで18.4㎞の道のりで、峠越えはありません。中山道と与川道を歩きます。与川道は中山道の水害時の迂回路となって街道で、田畑や集落の中を通るため、江戸時代の旅人になった気分で風情ある旧道を楽しめます。
また野尻宿の近くの「阿寺渓谷」もエメラルドブルーの美しい清水が魅力の人気スポットです。
レベル | |
コース全長 | 18,4km |
所用時間 | 6時間 |
見どころ | 田園風景、阿寺渓谷、桃介橋 |
アクセス
妻籠宿 | JR南木曽駅からバスで約10分 |
野尻宿 | JR野尻駅から徒歩1分 |
おすすめの宿泊スポット
妻籠宿が終点の場合
妻籠宿の中の旅籠がおすすめです。
野尻宿が終点の場合
木曽福島の「福島宿」内の温泉旅館がおすすめです。
野尻宿は宿泊施設が少ないためです。野尻駅から木曽福島駅は電車で移動しましょう(約30分)。
コース3:薮原宿〜奈良井宿(鳥居峠) (レベル)




藪原宿と奈良井宿を結ぶ鳥居峠は標高1197m。中山道全体でも2番目の標高とあって、わらじ履きの足を泣かせる中山道屈指の難所として有名でした。
この鳥居峠越えのために多くの旅人が奈良井宿で足を休めたことから、奈良井宿は「奈良井千軒」と呼ばれるほどに賑わい、約1kmにもわたる日本最長の宿場町となったそうです。
コース4:奈良井宿〜木曽平沢+松本散策 (レベル)




奈良井〜木曽平沢間の約2kmと、松本城周辺を練り歩くコースです。
奈良井宿〜木曽平沢
木曽平沢は奈良井宿と贄川宿の間に生まれた集落で、江戸時代から漆器の街として栄え、今も200を超える漆器店が軒を連ねています。歴史ある漆器店や蔵が数多く残っていることから、奈良井宿と同じく国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
レベル | |
コース全長 | 2km |
所用時間 | 1時間 |
見どころ | 漆器店、奈良井川 |
松本城+城下町散策
木曽平沢〜松本間を電車で移動(約40分)して、松本城を散策しましょう。
松本城は現存五天守の中でも最古の歴史を誇り、国宝に指定されています。天守閣は700円で登れ、当時のままのお城の内部を楽しめます。
アクセス
奈良井宿 | JR奈良井駅から徒歩2分 |
薮原宿 | JR木曽平沢駅から徒歩1分 |
松本城 | JR 松本駅から徒歩15分 |

コース5:軽井沢宿〜横川(碓氷峠) (レベル)
軽井沢宿から横川まで、16.7kmの碓氷峠を越える街道を歩きます。碓氷峠は中山道の三大難所の1つとして
「木曽のかけはし 太田の渡し 碓氷峠がなくばよい」
と言われるほどでした。現在はトレッキングコースとして、上毛三山や榛名山、浅間山などが見渡せる眺望の名所となっています。
ちなみに碓氷峠は「片峠」であり、横川側からは800mもの上りとなりますが、軽井沢側からは200mほどの上りしかなく、栃ら側から登るかで難易度がずいぶん変わります。