【木曽路自転車旅行記②】福島宿〜赤沢美林〜馬籠宿
信州木曽路〜伊那谷 自転車旅行の2日目、福島宿〜馬籠宿の様子です。
全体の旅の概要はこちら>>【南信州自転車旅行記】木曽路&伊那谷を巡ってきました(3泊4日)
走行コース・立ち寄りスポット
走行コース
走行距離76km。
福島宿から木曽路を南下、途中で赤沢美林へ寄り道し、馬籠宿へ再び木曽路を南下するコースです。
立ち寄りスポット
①赤沢美林、②上松宿、③寝覚の床、④小野の滝、⑤須原宿、⑥野尻宿、⑦阿寺渓谷、⑧三留野宿、⑨桃介橋、⑩妻籠宿、⑪馬籠宿
旅行の様子
福島宿を出発
昨晩お世話になった鍵旅館のおかみさんから、「交通安全祈願」とお守りをいただきました。
木曽福島には「みこしまくり」という、お神輿を壊してしまうという奇祭があるのですが、その壊れたお神輿の破片で作られたお守りだそう。とってもご利益ありそうです。
福島宿を後にし、国道19号線を南へ向かいます。
木曽路は全て山の中・・・と言われる所以がわかる景色を見ながら、ひらすら時自転車を走らせます。
[chat face=”sleep_cry_man.png” name=”” align=”left” border=”none” bg=”gray” style=””]国道19号線から、本日の最初の目的地「赤沢美林」までは、登り道を14km…..[/chat]
①赤沢美林
赤沢美林休養林は、「森林浴発祥の地」であり、自然豊かな森の中を散策できるスポットです。園内には綺麗な沢も沢山流れており、まさに癒し。
標高も1100mと高く、木々と川に囲まれたこの地は、8月の暑い時期に訪れても心地よい涼しさでした。
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青々と大きく茂る木々は、まさに緑のトンネル。
高級木材として古くから愛されている木曽ヒノキを運んだ鉄道は、現在は園内の散策用に観光客に解放されています。
赤沢美林からの帰り道
行きは14kmの上りでとてもきつかったですが、帰りは下り!緑豊かな山道をご覧ください⭐️
②上松宿
中山道六十九次、38番目の宿場町。
江戸時代から木曽ヒノキを全国へと出荷する、ヒノキの集散地として発展した町です。
昭和の大火によりほとんどの建物が消失してしまいましたが、上町だけは消失を免れ、江戸当時の面影がよく残されています。
また、「寝覚の床」、「小野の滝」など、多くの景勝地が存在し、往来する人々を楽しませてきました。
寝覚の床
上松宿のすぐそばにある寝覚の床は、木曽随一の景勝地。
花崗岩地帯の地形を木曽川の流れが削り、作り出した荒々しい岩の数々。大きな箱を並べたような不思議な造形は、日本の名勝にも指定されています。
臨川寺境内からは寝覚の床全体を一望することができます。
小野の滝
上松宿から南へ2kmほど進んだ国道19号線沿いに突如現れる小野の滝。
中央アルプス木曽駒ケ岳を水源とする高さ約20mの滝は、木曽八景の一つに指定されています。
⑤須原宿
中山道六十九次、39番目の宿場町。
湧き水が豊富で、その水を貯める水舟(みずふね)があちこちで見られることから、「水船の里」の相性で親しまれてきました。
水舟は、「木曽五木」の1つである“さわら”の丸太の中をくり抜いて作っています。
⑥野尻宿
中山道六十九次、40番目の宿場町。
野尻宿は木曽十一宿の中でも、わが奈良井宿に次ぐ長さでした。外敵を防ぐため、わざと見通しを悪くした曲がり道が多くある町並みが特徴で、「七曲がり」と呼ばれています。
古い建物はあまり残っていませんが、その曲がりくねった道は今も当時の街道を残しています。
⑦阿寺渓谷
澄みきった清水が青色に輝く阿寺渓谷。
その綺麗な青色は、「阿寺ブルー」と呼ばれており、雨が降っても決して濁らないと言われています。
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⑧三留野宿
中山道六十九次、41番目の宿場町。
かつては妻籠宿と並んで栄えていましたが、宝永元年(1704)の大火を含め合計4度の火災にあい、その都度宿のほとんどを失ってしまったそうです。
近世には、皇女和宮や明治天皇をはじめ、正岡子規や斉藤茂吉なども宿泊した記録が残っています。
⑨桃介橋
1921年建設、水力発電所を作るための資材を運ぶ為に作られた木造の橋。
木造の橋としては現在でも日本有数の大きさを誇ります。
「桃介橋」の名は、その水力発電の開発を主導した「福沢桃介」から取られたものです。
桃介橋は発電所完成後も住民の交通や高校生・中学生の通学路として大いに役立っていましたが、昭和の終わりごろから老朽化が進み、一時は取り壊しの危機にも直面していました。
しかし、住民からの保存・活用の声が上がり、修理・復元され、現在では国重要文化財の指定を受けています。
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⑩妻籠宿
中山道六十九次、42番目の宿場町。全国に先駆けて江戸時代の古い町並みの保存活動に取り組み、重要伝統的建造物群保存地区の最初の選定地の一つに選ばれました。
隣接する馬籠宿へと歩く馬籠峠越えのトレッキングコースは木曽路を代表する観光名所として、国内外から高い人気を誇ります。
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馬籠峠超え
⑪馬籠宿
中山道六十九次、43番目の宿場町で、木曽11宿の一番南の宿場町です。
もともと長野県山口村に属していましたが、2005年(平成17年)2月の山口村の越県合併により岐阜県中津川市に編入されました。
[chat face=”nararachan211-1.gif” name=”なららちゃん ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]岐阜県になっても木曽路であることに代わりはありません![/chat]
「是より北木曽路」の石碑。かつての山口村と中津川市の境に今も石碑は建てられており、旧山口村地区が、今も木曽路であることを語っています。
また、かの有名な“木曽路は全て山の中である”のフレーズから始まる小説「夜明け前」の著書、島崎藤村の生誕の地としても有名です。
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本日の宿:ゲストハウスGAKU馬籠
この日は馬籠宿のすぐ近くのゲストハウス、「ゲストハウスgaku馬籠」に宿泊。
15年前に廃校になった学校を、中津川市がゲストハウスとして改装した市営の施設です。
2日目は前日にたくさん寝たせいか、少し余力を持って終了できました。
3日目は中央アルプスを超え、伊那谷へと入って参ります。